「一問一答」をもう一度考えましょう。
勉強とは、ものの道理、原理、考え方、解き方などの説明を知り、理解する他に自分でその分野の練習問題をこなすということも含まれています。今問題にしたいのは後者の方で、常々、先生が話をしている“一問一答”の意味を理解していない生徒がまだいるということです。
何のために解答解説を配付しているのかを考えてください。問題を解いた時にすぐにチェックをし、合っていれば自分に自信がつくでしょうし、もしも間違っていても、すぐにどこで間違っていたかをその場でチェック(気付くこと)ができてこそ、はじめて次の一歩を踏み出すことができるのです。この繰り返しで自信がつき、また学力がついていきます。特に算数・数学は途中で計算ミスをしていないかのチェックが必要です。間違えたからといって、すぐにそれを消し、もう一度はじめからやり直すことなど、意味がありません。どこで間違えたかを知ることが重要です。
また、残念なことに、問題を解いたあとでまとめて答え合わせをしている人がいます。そして最悪のケースは、赤ペンで正しい答えを写していることです。何と無意味なことでしょうか! 限られた時間ですので有効に使ってください。
また、算数、数学でどこから手をつければよいのかさっぱり分からないときがあります。こんなときも解答解説を見てください。そしてまず、解法のきっかけをつかんでください。それから必ず自分でそれを解いてください。ここで絶対にしてはならないことは、解答をそのまま写すということです。そんなことをしても頭はよくなりません。
2022-11-11
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