学習塾をはじめて37年がたちました。多くの人に支えられ、当時の塾生は親になり、またそのお子さんが塾に来られ、本当にありがたいと思います。
当時、文部省(現文部科学省)は塾を全否定し、いっさい門を開こうとしませんでした。しかし、世間では学校が荒れ、一部では授業崩壊にまで発展してしまうような有様で、多くの親御さんは塾の力を借りてお子さんの学力を維持しようと考えられました。今ではその文部科学省も学習塾に好意的で、いかに民間教育と現場の学校とがマッチングできるかを探っている状況です。これも働き方改革の一環でしょうか? また、経済格差が学力格差を招いているという現実から、低料金で放課後学習等を実施するようになりました。そこでは学習塾との連携が生まれています。現在当グループは大東市と摂津市の教育委員会からの委託で学習指導をしています。
このような流れの中でも、開講当時から変わっていない不変の学習指導があります。それは「教えすぎないゼミ教育」と「一問一答」です。手取り足取りの懇切丁寧すぎる学習指導は子どもをダメにします。自分で考えない待ちの姿勢の子どもにしてしまいます。ほどよく離して考えさせることが大切です。自分の解答が正しいかどうかがその場で分かれば、また、間違っておればすぐに「どうして?」と疑問を持ち、その場で対応解決できます。それができれば自信を持って前に進むことができます。そうなればますます自信につながり自分のものになるのです。
ゼミの学習指導は不変です。 (会長談)
2020-02-15
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